Windows Server 2003のサポートが終了します。
先日WindowsXPサポート終了を迎え、慌ただしく移行作業を終えた企業も多いのではないでしょうか。次に迫っているのは「Windows Server 2003/Windows Server 2003R2」のサポート終了です。こちらは2015年7月15日で終了となります。
Windows Server 2003は約7年のメインストリームサポート後、5年間の延長サポートが設けられましたが、その期限も残りわずか。古いOSをいつまでも使い続けることは企業にとってリスクを増やすことにしかなりません。
サポート終了日を迎えるまでに、新しいサーバOSへの移行を完了させましょう。
WindowsXPなどのクライアントOSとは異なり、サーバOSは利用形態や規模、OS変更による影響範囲なども様々。既存システムとの併用期間なども考慮した場合、移行には相当の準備期間が必要です。サポート終了間際で機器が手配できない、新OSでアプリケーションが動かないなんてこともあり得ます。
今すぐ移行計画・予算を立てて準備に入ることをお勧めいたします。
Windows Server 2003を使い続けるリスクとは
セキュリティ対策製品があるから大丈夫?
- 脆弱性の対策には、セキュリティ更新プログラムで対応することが唯一の完全な対策です。
- セキュリティ対策は多層防御が大切です。
インターネットに繋がなければ大丈夫?
- マルウェアの感染経路は、インターネット以外にもあります。
- 企業環境においても、リムーバブルメディアにより感染を広げるマルウェアが蔓延しています。
接続先を制限しているから大丈夫?
- 正規のウェブサイトの改竄による被害が急増しています。
- 信頼のおけるサイトを経由して被害にあう可能性もあります。
- 2013年はこれまでの2倍の被害報告があります。
- 独自ネットワーク、インターネット以外での感染被害
- インターネット以外の感染経路は、企業内でも感染を拡大させます。
- 標的型攻撃では段階的な侵入が行われることがあり、インターネットへ接続していない端末へも感染が広がることもあります。
- 事例1:2009年1月日本 病院・医療関係の法人で組織内の90%強のコンピュータに感染被害が拡大
- 事例2:2012年12月米国 発電所2か所にて感染被害
重要な情報は保存していないから大丈夫?
- 攻撃者の命令を受けて他人への被害をもたらす脅威が増えています。
・遠隔操作、迷惑メール送信、ウイルスを感染させるなど - ボットネット:攻撃者が乗っ取ったコンピュータで構成されたネットワーク。
・犯罪者の支配下に入ったコンピュータは「サイバー犯罪インフラ」を構築し、悪用されることになります。
セキュリティ被害にあったことがない?
攻撃のターゲットは広がっています。中小企業・関連企業やセキュリティの「甘い」企業への攻撃は年々増加しています。重要取引先へ迷惑メールやウイルスメールを送付し、感染拡大させてしまっては企業の信頼も失われてしまします。
マイクロソフト社のWindows Server 2003終了に関する詳細はこちらから
最新OS「Windows Server 2012 R2」に移行するメリット
- ストレージ機能の向上
- BYOD※/リモートワークへの対応
- 実運用環境を見据えたHyper-V
- ビルトインSDN(Software-Defined Networking)
- クラウドの統一基盤
※個人保有の携帯用機器を持ち込み、業務に使用すること
Server移行に関するお問い合わせは、下記フォームよりどうぞ。
ご不明な点、ご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください。